リハビリテーション科医師が取得できる専門医資格は?

リハビリテーション科に勤務する医師がその知識や経験を証明しようとすれば、やはり専門医として認めてもらうのが一番です。
転職の際も専門的知識と技術をもつ医師として証明されていれば待遇面などもかなり有利。

ではどのようにリハビリテーション科のエキスパートである専門医を取得出来るのでしょうか?
ここでは公益社団法人日本リハビリテーション医学会が認定する「リハビリテーション科専門医」についてまとめています。

リハビリ科医師のニーズが上がっている背景


かつてリハビリ科は、病院内にある数多くの診療科目の中でも、あまり高い地位にあるとは言えませんでした。
積極的に手術を行い患者を治療する外科医が医師の花形とされ、手術を行わず地道な運動療法や作業療法、温熱治療などで運動機能や言語機能を取り戻すリハビリはあまり注目されなかったのです。

ところが超高齢化を背景に、高齢者の廃用症候群に対するリハビリや認知症患者に対する運動療法、作業療法などリハビリに対するニーズが飛躍的に上がっています
さらに医療機関にとって大事な診療報酬が(リハビリ科は)大幅にアップしている事も、リハビリ専門医のニーズ上昇の要因となっています。

多くの病院で必要とされるリハビリ科医師ですが、そのスキルや知識、実績などを客観的に証明してくれる称号があります。
それをご紹介しましょう。

リハビリ科医師の専門医制度とは?


公益社団法人日本リハビリテーション医学会が認定する「リハビリテーション科専門医」は、今後リハビリ専門の医師として活躍したい方に役立つ称号です。
この称号を取得するにはいくつかの条件を満たす必要があります。
それは以下の通りとなります。

  • 医師免許取得後5年以上経過し、さらに日本リハビリテーション医学会に入会後3年以上経過している事
  • 日本リハビリテーション医学会が認定する研修機関で、3年以上の研修を受ける事
  • 日本リハビリテーション医学会の主演者の学会抄録2篇を持っている事
  • 自らのリハビリテーション医療を担当し、30症例の症例報告を提出する事

これら条件を満たした医師は資格試験(筆記試験・口頭試験)に挑戦する事ができます。
この試験に合格した医師だけに「リハビリテーション科専門医」の称号が与えられるのです。

ただしこの名称を得たからと言って安心出来ません。
一定期間で資格の更新を行なう必要があります

一度認めてもらえたからと言って、それで終わりではないのです。